いつも大変お世話になっております
現在の写真 9年前の写真
(1)有機農業を始めた時期・動機
  1991年から始めました。それ以前は東京で米流通関係の専門新聞の記
者をしていましたが、元々稲作農家の生まれで、以前から抱いていた農業へ
の熱い想いが断ちがたく、又、取材をしていくうちに、日本農業と食への危機
感が募り、さらに当時3歳だった長女がアトピーになった事もあって、家族の
健康と自立した農業を目指して有機農業を始めました。
(2)私の稲作りについて・・・
  私の稲作りの基本はまず第一に「農薬は絶対使わない」という事です。「農
薬も昔のような毒性の強い物はなくなって今のは安全だ」という人達もいます
が私は信じません。「農薬を使わないで米はできない」という農家もいますが、
それは何も知らないからです。それでは、どうすれば農薬を使わないで米が
できるのか。答えは簡単です。健康な人間に薬が必要でないように、稲を健
康に育てればいいのです。健康に育てるためには環境をよくしてあげればい
いのです。それなら野生の雑草のように自然に生えるがままにしておけば健
康に育つのでしょうが、そうすると収穫量が少なくなって経済的に合わなくな
ります。そのために何とかして量を獲ろうとして無理を重ね、環境を悪化させ
て病気にさせてしまうのです。それでは、稲にとっての環境って何のことでし
ょう。米を作る事は稲を作る事ですが、稲を作る事はその環境である田を作る
事だと思います。そういえば、昔も今も農家は「米を作る」とはいいません。
「田を作る」といいます。田んぼの土には無数の微生物がいて、活動し排泄
する事によって作物に必要な栄養素を作り出しています。その微生物を増や
せばお米は、自然と出来る・・・それが昔からの「田を作る」という言い方なの
だと思います。だからお米は田んぼからの贈り物、「田からもの」。「宝物」と
いうのは、「田から物」の事だったのだと思います。
   稲を健康に育てるには田んぼの微生物を増やせばいい。そのためには微
生物の食べ物である有機物を田んぼに入れること。だから私の稲作りの基本
の第二は、「化学肥料は使わない」という事です。化学肥料を使わないで有機
肥料を使う事で、微生物は増えて農薬を使わなくてもよくなる。農薬を使わな
いと微生物が減らない(死なない)から田んぼ(環境)が段々よくなってますま
す農薬を使わなくてもよくなる。そう考えています。
  「農薬を使わない」、「化学肥料を使わない」・・・そう言う事は簡単ですが、
実際の栽培ではそれを実行する事は大変です。特に田んぼの草取りは苛酷
な労働なのです。そのため、除草剤も使わない「完全無農薬栽培」は面積的
に(つまり体力的に)限度があります。それ以外の田んぼは、やむなく初期に
1回だけ除草剤を使用しています。各ページに栽培について載せていますの
でご覧ください。これからも当農場をよろしくお願い致します。

〜ここ高畠町は観光や行楽にも最高な地域です〜
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